2020 宝塚記念 G1予想

2020 宝塚記念 結果

着順
枠番
馬番
馬名
性齢
斤量
騎手タイム着差人気オッズ上がりコーナー通過順厩舎馬体重
1
8
16
クロノジェネシス
牝4
56.0
北村友2:13.5 24.136.37-8-7-1栗東斉藤崇464(+10)
2
7
14
キセキ
牡6
58.0
武豊2:14.56614.237.214-13-8-2栗東角居502(-10)
3
6
12
モズベッロ
牡4
58.0
池添2:15.3512106.137.612-11-11-8栗東森田480(+2)
4
3
5
サートゥルナーリア
牡4
58.0
ルメー2:15.61.3/412.437.610-10-11-10栗東角居508(+6)
5
5
10
メイショウテンゲン
牡4
58.0
松山2:15.6クビ16206.237.416-16-15-14栗東池添兼466(-4)
単勝
16
410円2人気
複勝
16
14
12
180円
370円
1,280円

2人気
5人気
12人気

枠連7-81,180円4人気
馬連14-163,410円12人気
ワイド

14-16
12-16
12-14

790円
3,910円
12,070円
7人気
35人気
70人気
馬単16-145,350円19人気
3連複12-14-1651,240円120人気
3連単16-14-12183,870円434人気

1着が16 クロノジェネシス、2着が14 キセキ、3着が12 モズベッロ

予想した本命 16 クロノジェンシスは1着、対抗7 ワグネリアンは13着でした。

本命の単勝を取ることができましたが、3連系の馬券は不的中となりました。発送30分前くらいの豪雨で馬場がかなり重馬場に近い状態だったようです。クロノジェネシスの完勝したレースとなりました。

1着のクロノジェネシスは、3コーナーまで先頭から7番手を進み、徐々に順位をあげて4コーナーでは先頭に立ちました。手応えも抜群で直線でも他馬を寄せ付けない2着に6馬身差をつけて勝ちました。北村騎手も今年はレシステンシア乗り替わりなど苦しい状況だったと思いますが、大舞台で最高の騎乗をしたと思います。

2着キセキは、スタートしてすぐに後方になってしまい。これが厳しいのではと思っていたのですがバックストレッチで一気にペースをアップして4コーナーでは先頭集団に取り付き、直線でも脚色が落ちずに伸び続けて2着になりました。武騎手の好騎乗と馬が完全に馬場を味方につけた走りとなりました。過去に菊花賞を追い込んで勝っているので馬場適性がかなりハマったと思います。

3着モズベッロは人気薄でしたが、直線まではサートゥルナーリアの後ろ11番手で進んで直線でスルスルと伸びてきました。池添騎手のG1になると好騎乗するパターンになっていました。交わされそうだった4着のサートゥルナーリアを突き放したのが印象的です。

7 ワグネリアンは2番手で直線に入ったのですが、一気に失速してしまいました。結果的に13着という結果で、かなり馬がきつそうに見えました。秋の東京コースに出走した際には再度注目したいと思います。

18 ブラストワンピースは、3コーナーまでは先行集団につけていたのですが、4コーナーから一気に失速してしまいました。この馬の結果が一番ショックでした。今後もG1で活躍できるのはなかなか厳しいのではと思うようなレースになってしまいました。

宝塚記念には、牝馬という格言を今年も継続して単勝のみですが取ることができました。上半期の競馬がこれで終了となりますが、下半期に向けて予想についてしっかりと結果が出るように日々研鑽していきたいと思っております。

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2020 宝塚記念 最終予想

日曜日の阪神競馬場で行われるG1「宝塚記念」の最終予想を公開させていただきます。2020年の上半期の総決算は、どの馬が勝つのでしょうか。

前々日馬場情報

JRAが金曜日に馬場情報を出しているのでチェックしていきます。

阪神競馬場 馬場情報

コース全体を通して内側に傷みがあります。

阪神競馬場 天気情報

土曜日から天気は曇りor雨予報です。

上位人気馬 単勝予想オッズ

馬番馬名
性齢
斤量
騎手
予想オッズ・人気
5サートゥルナーリア牡458.0C.ルメール2.2 (1人気)
11ラッキーライラック牝556.0M.デムーロ3.0 (2人気)
16クロノジェネシス牝456.0北村友3.8 (3人気)

上位人気馬考察

1人気は、サートゥルナーリア父ロードカナロア、世代最強と言われる存在でありながら、昨年獲得したGⅠタイトルは皐月賞の1つだけ。もちろん、それでも十分な実績であり、豪華メンバーだった昨年末の有馬記念での2着も本馬の資質の高さを示すものであったが、期待値が非常に高かった分、この成績でも物足りなく見えてしまう。さらなるGⅠ勝利が今シーズンの使命であるならば、その初戦になる宝塚記念は落とせないレースと言える。以前からの課題だった左回りの克服をテーマに出走した前走の金鯱賞は、2着馬に2馬身差の完勝。左回りへの不安は払拭したが、その結果を受けても、陣営の“ベストは右回り”という。右回りの阪神へのコース替わりはプラス材料だ。騎手は継続でルメール。

2人気は、ラッキーライラック父オルフェーヴル、2017年の阪神ジュベナイルフィリーズを勝った2歳女王。しかし、4月3日の遅生まれということもあり、完成された馬体のシルエットではなかった。センスのあるレースぶりから、“完成度の高い馬”という表現もされていながら3歳から4歳春に勝ち切れなかったのは、成長度合いが遅かったためだろう。GⅠ2勝目を飾った昨秋のエリザベス女王杯、牡馬相手のGⅠ制覇となった前走の大阪杯でのパフォーマンスを見れば、競走馬としてのピークを迎えたと考えてよさそう。本格化を果たした現在、本馬が直線で見せる末脚の爆発力は父オルフェーヴルの影響を強く感じるものであり、その父は2012年の宝塚記念を2馬身差で勝利。今回、産駒初の宝塚記念制覇となるか。騎手は継続でデムーロ。

3人気は、クロノジェネシス父バゴ、輸送の影響による馬体重減などが考慮され、調教で攻め切れなかった3歳春でも崩れずに走っていたが、馬体にたくましさを増した4歳を迎え、さらにパフォーマンスの安定感が増した。キャリア10戦で3着以内を外した唯一の1戦は昨秋のエリザベス女王杯での5着だが、勝ったラッキーライラックとのタイム差は0秒3。前走の大阪杯(2着)でもラッキーライラックに先着を許したが、エリザベス女王杯での0秒3差はクビ差にまで縮まった。その大阪杯よりもメンバーが強化されている今回の一戦で結果を残せるようなら、名牝へとステップアップすることになる。騎手は継続で北村友。

人気別成績 過去20年

人気着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番人気6-6-2-630.0%60.0%70.0%74.0%90.5%
2番人気3-2-2-1315.0%25.0%35.0%67.0%53.0%
3番人気3-2-4-1115.0%25.0%45.0%105.5%113.0%
4番人気0-1-3-160.0%5.0%20.0%0.0%57.5%
5番人気1-2-0-175.0%15.0%15.0%56.5%61.0%
6~9番人気6-4-6-647.5%12.5%20.0%150.1%103.1%
10番人気以下1-3-3-981.0%3.8%6.7%36.7%52.7%

荒れるイメージの強い宝塚記念だが、1998年以降の優勝馬の6割強を3番人気以内で占めているように、基本的には人気サイドの信頼度が高いレースである。一方、4~5番人気は不振で、1998年以降の優勝馬は2008年のエイシンデピュティ1頭のみ。2着連対も3頭に過ぎない。6~9番人気のゾーンが勝ち馬6頭を含む11頭の連対馬を送り出し、単勝&複勝回収率も申し分のない数値をマークしている。対照的に2桁人気は低調で、2頭が馬券に絡んだ2015年や2018年はレアケースと言えよう。超大穴に本命を打って、ビッグな配当を狙うのに向くレースではない。

 

本命◎ 16 クロノジェネシス 北村 3人気

対抗○ 7 ワグネリアン 福永 7番人気

3番手▲ 18 ブラストワンピース 川田 4番人気

△ 11 ラッキーライラック デムーロ 2番人気

△ 1 トーセンカンビーナ 浜中 11番人気

△ 8 レッドジェニアル 酒井 14番人気

ヒモ 1.2.3.4.5.9.10.12.17

本命は、
16 クロノジェネシス 北村でいきます。

今回の予想優先項目は、
1.前走で先行馬の優勝なし
2.大型馬は割り引きが必要
3.年明け以降の戦績がポイント
4.牝馬要注目
5.内外極端な枠に入った馬が好成績
6.6歳以上の馬は不振
7.近年はキングカメハメハの血


16 クロノジェネシスは、予想優先項目3.4.6に当てはまりました。昨秋以降の充実が顕著で、約3か月ぶりだった前々走の京都記念(1着)は進化が見れたレースでした。バゴ×クロフネの血統背景ももちろん、あれだけのパワーを感じさせる馬体なら、重馬場を克服するのではと思います。ここは本命にします。

対抗は、7 ワグネリアンでいきます。予想優先項目1.2.3.6.7に当てはまりました。競走馬として完成期を迎え、母の父キングカメハメハや祖母ブロードアピールの影響を強く感じさせる筋肉質な馬体へと変化。以前は良馬場の瞬発力勝負でこそのイメージから、水分を含んだ馬場状態でも走れると思ってます。ここは対抗に入れました。


3番手に、18 ブラストワンピースを入れました。予想優先項目3.5.6.7に当てはまりました。宝塚記念の出走はもちろん、6月の出走も初めて。しかし、一昨年の新潟記念や昨年の札幌記念での勝利を見れば、暑さに弱いイメージはない。510kgを超える馬体で好走した例が少ないですが、パワーの必要な馬場であればこの馬だと思ってます。ここは3番手で。

4番手に、11 ラッキーライラックになります。予想優先項目1.3.4.6に当てはまりました。デビュー時との比較で40キログラムも馬体重が増加。パドックで見せる風格も以前とは明らかに違っている。前走(大阪杯1着)時は意識的に馬体を起こし、タメを利かせる調教が実戦にもつながった。単純な見た目だけでなく、走りそのものも進化している印象がある。510kgを超える馬体で好走した例が少ないですが、ここは4番手評価としました。

1 トーセンカンビーナ8 レッドジェニアルこの2頭は人気薄ですが、予想優先項目にも1.2.3.5.6.7にそれぞれ当てはまり、穴馬として今回買いたいと思います。

ここは予想上位から、厚く買って的中させてたいですね。

2020 宝塚記念 買い目

単勝
1着
16
3連単
1着2着3着点数
16.1871.2.3.4.5.7.8.9.10.11.12.16.17.1824
16.181.2.3.4.5.7.8.9.10.11.12.16.17.18724
1.2.3.4.5.7.8.9.10.11.12.16.17.1816.1816.1824
16.1816.181.2.3.4.5.7.8.9.10.11.12.16.17.1824
16.181.2.3.4.5.7.8.9.10.11.12.16.17.181.848
3連複
1頭目2頭目3頭目点数
161.7.8.11.181.7.8.11.1810
7.16.187.16.181.2.3.4.5.7.8.9.10.11.12.16.17.1834

16.18の3連単と、16.7.18からの3連複で、買い目7パターンにします。3連単の買い目が多いですが、ヒモ荒れに期待して買い目多くしてます。

日曜日は、無観客でのレースにはなりますが、2020年上半期の総決算となりますので素晴らしいレースを期待しています。

みなさん、良い競馬ライフを!

 

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2020 宝塚記念 枠順確定

「第61回宝塚記念(G1)」

年末の総決算ともいえる「有馬記念」と同様に、上半期の締めくくりのレースとして、出走馬をファン投票で選出するレースを設け、関西地区の競馬を華やかに盛り上げようという趣旨から、1960年に創設されたのが「宝塚記念」である。第1回は、3歳以上・馬齢重量の条件で、阪神競馬場の芝1800メートルで行われた。距離については、翌1961年から2000メートルに、さらに1966年に現在の2200メートルに延長された。その後、開催時期の変更に伴い、1968年から4歳以上となっていた出走資格が、1987年に再び3歳以上に戻された。

レース名の「宝塚」とは、兵庫県南東部に位置する宝塚市のことを指す。宝塚市は、本競走が行われる阪神競馬場の所在地であり、「宝塚歌劇団」をはじめとした文化施設が数多く存在している。

2020年6月28日(日) 
宝塚記念(G1) 阪神 芝2200m

3歳以上オープン  (国際)(指)(定量)
3回阪神8日 15:40発走

馬番馬名
性齢
斤量
騎手
予想オッズ・人気
1トーセンカンビーナ牡458.0浜中俊113.6 (11人気)
2ペルシアンナイト牡658.0和田竜155.5 (14人気)
3グローリーヴェイズ牡558.0D.レーン17.7 (5人気)
4アフリカンゴールドセ558.0藤井勘335.4 (17人気)
5サートゥルナーリア牡458.0C.ルメール2.2 (1人気)
6トーセンスーリヤ牡558.0横山和181.0 (15人気)
7ワグネリアン牡558.0福永祐27.9 (7人気)
8レッドジェニアル牡458.0酒井学122.7 (13人気)
9アドマイヤアルバセ558.0西村淳400.0 (18人気)
10メイショウテンゲン牡458.0松山弘243.9 (16人気)
11ラッキーライラック牝556.0M.デムーロ3.0 (2人気)
12モズベッロ牡458.0池添謙119.4 (12人気)
13ダンビュライトセ658.0松若風100.2 (10人気)
14キセキ牡658.0武豊24.7 (6人気)
15スティッフェリオ牡658.0幸英明59.9 (8人気)
16クロノジェネシス牝456.0北村友3.8 (3人気)
17カデナ牡658.0鮫島克89.5 (9人気)
18ブラストワンピース牡558.0川田将12.2 (4人気)
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宝塚記念 過去データ

2019年6月23日(日) 宝塚記念(G1) 芝:良




馬名性齢斤量騎手タイム着差通過上り単勝
馬体重調教師馬主賞金
(万円)
1812リスグラシュー牝556レーン2:10.8 2-2-2-235.25.43460(+2)[西] 矢作芳人キャロットファーム15,256.2
211キセキ牡558川田将雅2:11.331-1-1-135.83.61506(-2)[西] 角居勝彦石川達絵6,073.2
3811スワーヴリチャード牡558M.デム2:11.624-4-3-335.78.86524(0)[西] 庄野靖志NICKS3,836.6
444アルアイン牡558北村友一2:11.923-2-3-336.18.45520(-4)[西] 池江泰寿サンデーレーシング2,300.0
522レイデオロ牡558ルメール2:12.13/46-6-5-536.03.92482(0)[東] 藤沢和雄キャロットファーム1,500.0
単勝125403
複勝12
1
11
180
140
260
3
1
6
枠連1 – 86201
馬連1 – 129702
ワイド1 – 12
11 – 12
1 – 11
340
760
630
2
13
7
馬単12 → 12,2106
三連複1 – 11 – 122,7209
三連単12 → 1 → 1114,56046

2018年6月24日(日) 宝塚記念(G1) 芝:稍重




馬名性齢斤量騎手タイム着差通過上り単勝
馬体重調教師馬主賞金
(万円)
124ミッキーロケット牡558和田竜二2:11.6 7-5-3-235.813.17476(-4)[西] 音無秀孝野田みづき15,336.0
2713ワーザーセ758ボウマン2:11.6クビ12-14-13-1335.314.910446(-27)[外] ムーアJ.チェン6,096.0
312ノーブルマーズ牡558高倉稜2:12.1310-9-7-736.140.012490(0)[西] 宮本博吉木伸彦3,848.0
4510ヴィブロス牝556福永祐一2:12.1クビ9-9-11-936.06.53440(0)[西] 友道康夫佐々木主浩2,300.0
548ダンビュライト牡458武豊2:12.31.1/46-5-5-736.410.35480(+12)[西] 音無秀孝サンデーレーシング1,500.0
単勝41,3107
複勝4
13
2
390
550
790
6
10
11
枠連2 – 72,1107
馬連4 – 139,20044
ワイド4 – 13
2 – 4
2 – 13
3,450
3,540
7,160
46
47
69
馬単4 → 1319,63087
三連複2 – 4 – 1393,450238
三連単4 → 13 → 2492,5601272

2017年6月25日(日) 安田記念(G1) 芝:稍重




馬名性齢斤量騎手タイム着差通過上り単勝
馬体重調教師馬主賞金
(万円)
1811サトノクラウン牡558M.デム2:11.4 7-6-6-635.49.03488(+10)[東] 堀宣行里見治15,231.0
222ゴールドアクター牡658横山典弘2:11.53/46-6-6-935.412.75488(-6)[東] 中川公成居城寿与6,066.0
378ミッキークイーン牝556浜中俊2:11.71.1/29-9-9-935.510.44448(+8)[西] 池江泰寿野田みづき3,833.0
466シャケトラ牡458ルメール2:12.01.3/42-2-2-236.28.52510(+2)[西] 角居勝彦金子真人ホールディングス2,300.0
567レインボーライン牡458岩田康誠2:12.31.3/410-9-10-636.323.87444(+2)[西] 浅見秀一三田昌宏1,500.0
単勝119003
複勝11
2
8
480
550
450
5
6
4
枠連2 – 87105
馬連2 – 115,25017
ワイド2 – 11
8 – 11
2 – 8
1,500
1,170
1,060
18
13
12
馬単11 → 210,33030
三連複2 – 8 – 1110,67029
三連単11 → 2 → 870,420160

宝塚記念 過去傾向データ

前走で先行馬の優勝なし

過去8年の優勝馬延べ8頭のうち、前走が香港のレースだった2019年のリスグラシューを除く7頭は、前走の4コーナーの通過順が4番手以下だった。そのリスグラシューも直線入り口の残り400メートル地点を7番手で通過していた。また、これら8頭は“同年のJRAのGⅠ・GⅡ”における最高着順が4着以内だった点、過去のJRAのレースでの最高馬体重が510キログラム未満だった点も共通している。

大型馬は割り引きが必要

香港調教馬でここが日本初出走だった2018年2着のワーザーを除く、過去10年の3着以内馬延べ29頭中25頭は、過去のJRAのレースでの最高馬体重が510キログラム未満だった。一方、510キログラム以上だった馬は3着内率が11.1%にとどまっている。

年明け以降の戦績がポイント

過去10年の3着以内馬延べ30頭中26頭は、“同年のJRAのGⅠ・GⅡ”において5着以内となった経験のある馬だった。さらに、この経験がなかった馬で3着以内に入った4頭のうち、2018年2着のワーザーは同年の香港ゴールドC(G1・香港)で、2013年3着のジェンティルドンナは同年のドバイシーマクラシック(G1・UAE)でそれぞれ2着となっていた。年明け以降に格の高いレースで好走してきた馬を重視したいところだ。

牝馬要注目

過去10年の性別成績を見ると、牝馬が3着内率45.0%と優秀な成績を収めている。

内外極端な枠に入った馬が好成績

過去10年の枠番別成績を見ると、8枠の馬が7勝を挙げるなど3着内率40.9%と優秀な成績を収めている。また、1枠の馬も3着内率が37.5%に達している。

6歳以上の馬は不振

過去10年の3着以内馬延べ30頭中26頭は5歳以下だった。一方、6歳以上だった馬は3着内率8.0%と苦戦している。

近年はキングカメハメハの血

現行コースで施行されるようになった07年以降、ステイゴールドが種牡馬として5勝を挙げる活躍をみせているが、これは宝塚記念の歴史のなかでも最多となる記録。また、同産駒のゴールドシップは史上初となる連覇(13・14年)を成し遂げた。

直近5年の宝塚記念はMill ReefやRiverman(どちらも父Never Bend、母がPrincequilloの直系)の血を引く馬が勝利しており、連対した10頭のうち5頭が父または母の父がキングカメハメハ系。17年の勝ち馬サトノクラウンにおいても、その父Marjuがラストタイクーン(=キングカメハメハの母の父)の直仔であることはポイントだろう。なお、ラストタイクーンは母の父がMill Reef。

ブラストワンピースは、父ハービンジャー×母ツルマルワンピース(母の父キングカメハメハ)。近親に09年日経賞を制したアルナスラインがいる血統。母はキングカメハメハ産駒であるとともに、トライマイベスト(=ラストタイクーンの父)とEl Gran Senor全兄弟の血を引く配合。雨などで少し時計の掛かる馬場になれば見直せる。

ラッキーライラックは、父オルフェーヴル×母ライラックスアンドレース(母の父Flower Alley)。母は11年アシュランドS-米G1の勝ち馬で、ミッキーアイルやアエロリットなどが出たステラマドリッド牝系。父は12年に宝塚記念を制しており、大阪杯に続いて父子制覇がかかることになる。ステイゴールドの孫世代としても注目の存在。

クロノジェネシスは、父バゴ×母クロノロジスト(母の父クロフネ)。半姉ノームコアは19年ヴィクトリアマイルなど、重賞を3勝。バゴ産駒にもかかわらず32秒台の上がりが使えたり、高速馬場にも道悪にも対応できたりと、平均点の高い万能型。悪く言えば器用貧乏となるが、そういったタイプは総じて非根幹距離では評価に値する。内優位だった大阪杯でも外々を追走しながら接戦を演じていたように地力強化は明白だ。

サートゥルナーリアは、父ロードカナロア×母シーザリオ(母の父スペシャルウィーク)。半兄エピファネイアやリオンディーズもG1勝ち馬で、母も05年に日米オークス制覇を果たしている。キングカメハメハの直系で、母系でもNijinskyの血を引くパターンはミッキーロケットやラブリーデイと同じ。

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